菜の花プラント

伊賀市 菜の花プロジェクト

「伊賀市菜の花プロジェクト」は環境に優しい農業を実践することや資源循環社会のモデルを構築することで、伊賀市の地域ブランドの価値向上を目指し、また、農産物の有利販売や交流人口の増加に結びつけ、地域を活性化していくことを目的として実施しています。

菜の花プロジェクト概要図

具体的には遊休農地などを活用して菜の花を栽培し、美しい農村風景を創りだすとともに、その菜種を搾り地産地消に努め、また、地域の特産品として販売に取り組んでいます。
また、使い終わった菜種油は、他の廃食油とともに回収してバイオディーゼル燃料(BDF)に精製します。精製できた燃料を農業用トラクターなどに利用することで地域の資源循環モデルを実施しています。

「七の花」ができるまで

種まき

10月に種まきをすると、翌4月には、黄色い絨毯が一面に広がります。

収穫(刈り取り)

6月下旬 刈り取られた菜種はすぐに菜の舎に運ばれます。

乾燥

菜種は、刈り取りしたその日のうちに乾燥機で水分8%程度まで乾燥させて、低温倉庫で保管します。この状態の菜種はまだ生きているので、畑に蒔けば芽がでます。

菜の花ができるまで

エクストラバージン菜種油「七の花」の工程

搾油

エクストラバージンは、加熱せずに低温のまま搾油することで、酸化しにくいオイルとなります。搾られたオイルは一週間かけて静置し、その上澄みだけを使います。

搾油風景
自然ろ過

和紙を使って、時間をかけて自然ろ過します。時の流れがオイルを美味しく、美しくしてくれます。

自然ろ過風景

一番搾り菜種油「七の花」の工程

焙煎

焙煎することによって搾油率を上げるだけでなく、コクと香りがでます。
加熱し過ぎてもだめ!足りないのもだめ!な微妙な作業です。

焙煎風景
搾油

加熱した菜種を圧搾法で、ぎゅっと搾ります。まだ不純物を含んだオイルがでてきます。

搾油風景
ろ過

静置で不純物を除いた後、圧力をかけながらろ過して、精製します。

ろ過風景

製品化まで

瓶詰め

不純物が混じってないか確認しながら、すべて手作業で行っています。

瓶詰めの様子
検品

わずかなゴミ・不純物、見逃しません!

検品の様子
菜種油商品の写真

七の花の7つの約束

  1. 伊賀産の菜種だけ使う
  2. 生きている菜種を搾る
  3. じっくり時間をかけて作る
  4. 自然のままなにも足さない
  5. 搾りたてをお届けする
  6. 伊賀の元気もお届けする
  7. 美しい伊賀の風景を守る
公社イメージイラスト